のんびりHAMライフ

アマチュア無線ビギナー局長がのんびりHAMライフを楽しんでいます

交信って何を話すの?

ビギナーHAMに立ちはだかる最初の壁。

それが「交信時に話す内容」です。

だって、何を話すのかわからないと、沈黙が怖くて、交信できないですよね。

でもご安心ください。ちゃんと話すべき内容は決まっています。最低限のやりとりさえできれば、あと何を話すかは自由です。もちろんアマチュア無線業務の範囲でね。では必須の内容をご紹介します。

必須の内容

  1. コールサイン
  2. RSレポート
  3. 運用場所
  4. オペレータ名
  5. カード交換の要否

以上の5点はほぼ必須です。私は毎回話しています。それぞれ確認しましょう。

コールサイン

まずはお互いのコールサインを正確に把握します。聞き取れなかった部分は、聞き直しても全然問題ありません。A(アルファー),B(ブラボー)など、フォネティックコードは必須(調べてね)。ここは慣れが必要なところです。でもたったの26文字。一通り覚えたら、ひたすら実践!が有効です。実際の交信を繰り返すことで、反応速度がメキメキUP!します。

RSレポート

要するにどれだけの通信品質かということです。お互いに伝え合います。R(了解度/5段階)とS(信号強度/9段階)を、たとえば「レポートはファイブナインをお送りします」という感じで、お互いに相手からの電波を判断して伝えます。了解度は、どれだけ明瞭に聞こえたかということで、主観でOK。信号強度は、無線機のSメータなどを見て判断します。とはいえ、これもだいたいでOK。ただし一応は基準があります(調べてね)。参考程度の基準ですが。

運用場所

QTHとも呼ばれます。要するにどこで運用しているかということです。「栃木県宇都宮市羽黒山」という感じで伝えます。電波がどれほど遠くまで到達したか?は、みなさんとっても関心がありますから、ワクワクして聞いていますよ。人によってはJCCナンバーやグリッドロケータなどの情報も一緒に伝えてくれます。要するに場所を数字や記号に置き換えたものです。ちゃんと記録したい人には重要な情報ですから、用意して交信に臨むとよりGOOD。スマホアプリでも調べられますよ。

オペレータ名

必須ではないかも知れませんが、いまのところ、交換しなかったことがありません。「朝日のあ」というように、和文通話表を使って名字を伝えることが多いです。少なくとも自分の名前(名字だけでOK)だけは、和文通話表を使って言えるようにしておくといいでしょう。

カードの交換の要否

いわゆるQSLカードの交換をするか否かというものです。交信したことを証明するカードです。昔は交換が当たり前だったようですが、今はそれほどではないようです。交換は、一般にJARLという団体を経由してお互いに送り合います。ただし年会費が必要なので、最初の1年はとりあえず入ってみて、その後はその時の状況で考えてもいいでしょう。カード交換を楽しみにされている方も一定数いますから。ちなみに、住所を相手に伝えなくても、コールサインさえ分かればJARLがちゃんと届けてくれます。

その他よく話す内容

上記以外のもので、よく話す内容は、無線の設備や通信環境です。使っている無線機やアンテナ、そしてどのようなロケーションでの運用なのかといった情報です。いずれも、通信品質に大きく関わってきますので、できるだけ知らせてあげるといいでしょう。ビギナーはあまり設備に詳しくないので、先輩方の設備を聞いても「???」となってしまうものです。それで全然問題ありません。深くツッコまれることはありませんし「初心者なので・・・」といえば済む程度の話です。